先日、神戸家庭裁判所家事調停委員の皆さまの自主セミナーにて、
講師を務めさせていただきました。
家事調停委員は、家庭裁判所にて行われる夫婦や親族間に関する調停手続きにおいて、
当事者双方の話合いの中で合意をあっせんし、その紛争の解決に当たっておられます。
調停は,どちらの当事者の言い分が正しいかを決めるものではなく、
調停委員は,当事者と一緒に紛争の実状に合った解決策を考えるために,
当事者の言い分や気持ちを十分に聴いて調停を進めておられます。
http://www.courts.go.jp/saiban/zinbutu/tyoteiin/
当日は、たいへん熱心に、ご聴講いただきました。
司法の場(調停手続き)におけるジェンダーの問題等について
関心と理解を寄せ、今後の調停手続きに活かしていただけましたら
幸いです。
なお、当日のテーマ及び内容(抜粋)は次のとおりです。
「弁護士から見た家事調停手続き、家事調停委員について」
1 DV被害者について
(1)ドメスティック・バイオレンスとは
(2)被害者の状況
(3)被害者から見た加害者の状況
(4)子どもたちの状況 *面前DVと脳の問題
(5)DV被害家庭における面会交流に関して
2 当事者、代理人から見た家事調停手続き、家事調停委員
(1)ケース検討
(2)調停委員として当事者との信頼関係構築のために
(3)司法の現場における、DV被害者からの聞き取りのヒント
3 ジェンダー、さらには多様性への配慮を
~ 家事調停の場でこその、「ジェンダーセンシティブ」
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