2021年7月15日、甲南女子大学の学生の皆さんに向けて、
講演をさせていただきました。
これから社会に巣立って行かれる、可能性をいっぱいに秘めた
皆さんたちに向けて、
女性にも(女性だからこそ?)、さまざまな「選択肢」があることを
知って欲しい!
そんな大学の教員の先生方の想いがつまった、素敵な連続講座の1コマに
お招きいただきました。
皆さん熱心に講義を聴いていただき、たくさんのご質問もいただきました。
このような機会をいただき、私自身も幸せな気分になりました。
ありがとうございました。
お一人、お一人が、自分だけにしか描きだすことができない「オリジナル」な人生を
歩んでいただきたいと心から祈っています。
【甲南女子大学 国際学部 多文化コミュニケーション学科HPより】
https://www.konan-wu.jp/nanjo/blog/nisshi/entry.php?unid=d41194a0bf67932c4126b73c61dcbe10
【当日の内容(抜粋)】
1 自己紹介
2 私とジェンダー問題との出会い
3 結婚と「氏」の問題を考える
~「わたし」も「あなた」も自分らしく生きられるために
4 弁護士業務から見える女性たち ~これからを生きる皆さんへのメッセージ
5 まとめにかえて
〔当日の受講生の皆さんへのメッセージ〕
「わたし」たちが持つ選択肢は多様で、無限にあります。
「女性だから」という理由だけであなたの人生の選択肢をせばめられる理由は何もありません。
しかし、この選択を阻む(阻もうとする)ものもたくさんあります。
それは、「他者(社会制度等も含みます)」、そして「自分自身」です。
「わたし」が「わたし」だけのオリジナルな人生を生きること、
「わたしらしく」生きることは、皆さん一人ひとりに与えられた権利です。
ただし社会(家庭・家族を含みます)の一員として生きる限りはルールを守り、
責任を果たしながら自分だけの人生を作っていく必要があります。
選択の過程では、辛いこと、苦しいことも、もちろんたくさんあります。
しかしそれらを乗り越えてこそ、さらに自分が選んだ人生・生き方が誇らしく、
充実したものに思うことができるでしょう。
そしてさらにこの愛おしい人生を、より良く生きようとするエネルギーにも
つながることと思います。
(N)